【仙腸関節性腰痛について】 治療編
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします!!
だいぶ間隔があいてしまっていますが
記事を更新してまいります!!
本日はいよいよ
仙腸関節性腰痛 治療編
に入ります!!
治療に入る前に
前々回と前回の記事で
仙腸関節性腰痛についての病態を
まとめているので
確認してから
この記事を読んでください!!
そうでなければ少々分かりづらいかもしれません💦
【仙腸関節性腰痛について】 病態編 - 笑渡 channel
【仙腸関節性腰痛について】 病態編 part2 - 笑渡 channel
それでは紹介していきます!!
仙腸関節性腰痛は
関節のずれによって痛みが生じているので
シンプルにこのずれを修正できれば
痛みは改善できます!!
そしてそのずれを作っている原因に対してアプローチするのが治療の流れになります。
今日はずれの修正の方法をお伝えします。
仙腸関節は
左右の腸骨と真ん中の仙骨からなります。
ではどのようにこの関節がずれるのでしょうか?
ずれ方は・・・
①仙骨に対して腸骨が前にずれる
②仙骨に対して腸骨が後ろにずれる
の2つがあります。
図で示す方向に
痛みのある側の腸骨がずれていると
痛みが出るので
それを自身の手を使って
修正する方法をご紹介します。
行う前に痛みが出る動作を
自身で確認して下さい。
痛みが出る動きならなんでもokです。
前屈で右の腰部に痛みがある
場合について例を示します。
まずは普通に前屈し痛みの度合いを確認します。
そして
下の図のように右の腸骨をおさえて
前下方に回転させるように力を加えたまま
前屈(痛みの出る動作)をします。
この操作で痛みが軽減した場合は
②仙骨に対して腸骨が後ろにずれる
ことによる痛みであったということになります。
今度は腸骨をおさえて
後下方に回転させるように力を加えたまま
前屈(痛みの出る動作)をします。
この操作で痛みが軽減した場合は
①仙骨に対して腸骨が前にずれる
ことによる痛みであったということになります。
しかしこういう人もいます。
どっちに誘導しても痛い、もしくは緩和する・・・
こういう人は
骨盤がぐらぐらで
不安定化しており
その時々で緩和する位置が
変わってしまうタイプです。
その場合は骨盤を横から圧迫して
痛みの出る動作を行い
症状が緩和するか確認してみてください。
この3つの操作のいずれかで
症状が緩和する場合は
いずれかの操作をしたまま
数回痛みの動作をした後
何もせずに再度
動作をしてみてください。
症状が緩和します。
その場合
仙腸関節性腰痛の可能性が高いです。
手の力を加えただけでも骨盤がずれてしまうので
当然筋肉が硬くなって引っ張られたり
筋力が弱くなってしまうと
骨盤を止めれなくなってずれたりするわけですね💦
まとめに入ります。
仙腸関節性腰痛の治療は
骨盤のずれを修正する
↓
ずれが生じる原因に
アプローチする
です!!
是非試してみてください🙇
次回はずれが生じる原因に
アプローチする方法を
ご紹介します!!
ではまた👋
笑渡
【仙腸関節性腰痛について】 病態編 part2
こんにちは!!
笑渡です😄
久々になりましたが、記事を更新していきます!!
前回は
仙腸関節性腰痛=関節のずれ
とお伝えしました。
【仙腸関節性腰痛について】 病態編 - 笑渡 channel
本日は前回の続きで
仙腸関節性腰痛
病態編 part2 になります!!
仙腸関節性腰痛になっているときの
特徴を解説していきます。
仙腸関節性腰痛の人は
以下の項目に
該当する可能性があります。
4点以上の場合は
仙腸関節性腰痛の可能性が高いです。
・図の緑色のところ(上後腸骨棘)が
ピンポイントで痛い 3点
・鼠径部が痛い 2点
・図の緑色のところ(上後腸骨棘)を
押すと痛い 1点
・座っているときに痛みがある 1点
特に痛みの場所が該当する場合は
点数が3点と高く仙腸関節性腰痛の
可能性がかなり高くなります。
他にも項目はありますが、
専門的な技術や知識が必要なため
とりあえず、この項目を
確認してみてください。
また仙腸関節性腰痛は
基本的には
腰の片側のみが痛くなることが多いです。
特に女性の方に多く
産後は女性ホルモンにより
仙腸関節を安定させている靱帯が
緩んでしまうため
関節のずれが生じやすいので
起こりやすくなります💦
ぜひ確認してみてください。
次回以降はいよいよ
治療編に入っていきます!!
ではまた👋
笑渡
【仙腸関節性腰痛について】 病態編
こんにちは!!
笑渡です😄
少し期間が空いてしまいましたが
本日も記事を更新してまいります!!
本日の内容は
仙腸関節性腰痛
病態編になります!!
まずは仙腸関節について説明します!!
仙腸関節とは
仙腸関節は
左右の腸骨と仙骨からなる
骨盤のところにある関節です!!
仙腸関節は
体重の2/3を占める上半身をしっかり支え
下半身から伝わってくる衝撃を
伝達しつつ吸収する役割があります。
仙腸関節性腰痛とは
ではその仙腸関節にどのように腰痛が生じるのでしょうか?
仙腸関節は動きがほとんどない関節ですが、
数mmほどの可動性があることが知られています。
何らかの外力がが加わり、
衝撃を吸収しようとして
ほとんど動かない関節に
微細なずれが生じます。
仙腸関節周囲には
多くの靱帯があり、その中に
痛みを感じ取る神経が
豊富に存在しているので
その微細なずれにより
関節周囲にストレスがかかり
痛みが生じるというわけです。
それが仙腸関節性腰痛に繋がります。
本日の内容をまとめます!!
仙腸関節は
上半身と下半身をつなぎ
下半身から伝わってくる
衝撃を伝達しつつ吸収する役割がある。
仙腸関節性腰痛は
なんらかの外力が加わる
↓
仙腸関節に微細なずれが生じる
↓
関節がずれることで関節周囲にストレス
↓
痛みを感じる神経が豊富なため腰痛
仙腸関節性腰痛=関節のずれ
です!!
話がながくなってしまうので
本日はここまでとします!!
次回も
仙腸関節性腰痛の病態について
詳しく解説していきます!!
ではまた👋
笑渡
腰痛で認識していただきたいこと
こんばんは!!
笑渡です😄
今日も記事を更新してまいります!!
以前まで
椎間板性腰痛と椎間関節性腰痛について
解説してきました。
次回以降は
仙腸関節性腰痛と筋筋膜性腰痛について
解説していきたいと思いますが、
その前に本日は
腰痛で皆さんに
認識していただきたいこと
があります!!
皆さんは腰が痛くなったときに
どのように対処しますか?
整形外科や整体院などに行き
治療してもらおうと
思うのではないでしょうか?
通院したところによると思いますが、
マッサージであったり、
電気を当てたり、
湿布をもらうなどだと思います。
しかし、
その時は1度よくなるけど、
また再発してしまうなんてことを
経験することも多いのではないでしょうか・・・
腰痛が発生したときを
思い出してみてください。
重いものを持ったりした時や
体をひねったり
ずっと同じ姿勢を保持していた時など
様々だと思います。
腰痛になってしまうのは
必ず、原因動作があります。
なので
マッサージしてもらったり
電気を当てたり
湿布をはったりするというのは
植物についている葉っぱが落ちたとして
それをつけなおしたのと同じです。
肥料をあげたり、
水をあげるようなことをしなければ
植物は枯れてしまいますよね💦
肥料、水をあげることに該当するのが
原因動作の修正です!!
それを行うために重要なのが、
・原因動作(姿勢)がなにか?
・原因動作(姿勢)で
腰部にストレスをかけてしまっているのはなぜか?
になります。
・原因動作(姿勢)がなにか?
僕は必ず、
リハビリを行うときに
どういうことをすると(姿勢をとると)
腰が痛くなるか必ず聞くようにしています。
分からなければ、生活で意識してもらって
次回来た時に教えてもらうようにしています。
それはもちろん
以前紹介した
腰のどこにストレスがかかっているか
判断するためもありますが、
患者さん自身に
それをすると痛いということを
分かってもらいたいからです!!
以外と患者さん自身も
原因動作、姿勢が分かっていない
ことが多いです!!
腰にストレスがかかる体の使い方を
変えなければ腰痛はなくならないのです。
・原因動作(姿勢)で
腰部にストレスをかけてしまっているのはなぜか?
原因動作を変えるには
体の機能を変えないと
いけない場合があります!!
体の機能を変えるというのは
運動をして股関節を柔らかくしたり、
体幹の筋肉を鍛えたりが該当します!!
体の機能が変われば
腰部へのストレスが少なくなり
腰痛を予防することができます!!
運動に関しては以前の記事をご参照ください。
今後もやり方を紹介していきます!!
まとめると
腰痛にならないようにするには
それぞれが日常生活で行っている
原因動作を明らかにし
修正することです!!
ここで腰痛で認識していただきたい1番のことは
僕たち治療家は腰痛を直接的には治せません!!
というのも
腰痛の原因動作は
患者さん自身にしか分からないからです。
もちろん、話を聞いて、ある程度は推測できるし
こういう風に生活すれば、
こうゆう風に運動をしてもらえれば
というのはお教えすることはできます!!
しかし、
それを実行するのは患者さん自身です!!
なので
治療をしてもらいにいくという認識ではなく
セラピストと一緒に腰痛を治すんだ
という認識が必要になります。
長くなりましたが、
腰痛を治す上で
知っておいていただきたいことであったので
書かせていただきました🙇
ともに腰痛を治していきましょう。
わずかながら、お力添えできるように
僕も記事を更新してまいります!!
ではまた👋
笑渡
【椎間関節性腰痛】について 治療編 part3
こんばんは!
笑渡です😄
本日も記事を更新してまいります!!
今日は
椎間関節性腰痛の
治療編 part3です!!
繰り返しになりますが、
椎間関節性腰痛の
治療で重要なことは
・背骨の屈曲方向:曲げの動き の可動性の向上
・胸椎の可動性の向上
・骨盤の後傾の可動性向上
・腹筋群の柔軟性の向上
・腹筋群の機能向上
と説明しました。
本日は、
・腹筋群の柔軟性の向上
・腹筋群の機能向上
についてお話します!!
では早速解説していきます!!
まずは腹筋について説明します。
腹筋は骨盤と肋骨を結んでおり
体をそらす時に腹筋は伸ばされます。
その時に腹筋は伸ばされながら
体が過度に後ろに倒れないように
力を発揮し
ブレーキをかけています。
腹筋が硬ければ
体をそらすために
腰椎の椎間関節に負担がかかりますし、
腹筋が弱ければ
過度に体が倒れてしまい
腰椎の椎間関節に負担が増える
ということになります。
理想は腹筋に適度な柔軟性があり
そったときに体を止めることができる
力があることです。
それに対する運動をご紹介します!!
・腹筋群の柔軟性の向上
腹筋は
・腹直筋
・外腹斜筋
・内腹斜筋
があります。
腹筋で硬くなりやすいのは
腹直筋と腹斜筋の間のところです。
上図1では内腹斜筋と腹直筋の間を示しています。
もっと表面には外腹斜筋もあります。
ここを指先で押します。
その状態で深呼吸を繰り返します。
息をはいたときにおなかが沈むので
それに合わせて少し痛いぐらいの強さで
おしましょう!!
行った前後で体をそってみて
変化があるか確認してみてください。
腹筋は緩めすぎると力が弱くなり、
倒れる体にブレーキをかけることが
できなくなる場合もあるので
前後で痛みの増悪がある場合は
次に紹介する
腹筋の筋力トレーニングも
セットで行って下さい!!
また、腹筋は
インナーマッスルとアウターマッスルの
バランスが悪くなる場合でも
硬くなります。
今回の紹介している腹筋は
アウターマッスルにあたります。
インナーマッスルが弱くなると
アウターマッスルが硬くなることもあるので
インナーマッスルを鍛えることで
腹筋が柔らかくなる場合もあります。
なので、少し前の記事で紹介した
腹式呼吸を行うことでも腹筋をゆるめることが可能です!!
【椎間板性腰痛】について 治療編 part3 - 笑渡 channel
・腹筋群の機能向上
腹筋の筋力を高める運動をご紹介します。
仰向けになって
膝を立てます。
その状態で背中を丸めたまま
おへそを見るように頭を上げます。
上げたまま5秒くらいキープして
ゆっくり降ろします。
頭側を動かすことで
腹筋の上のほうを中心に鍛えられます。
下のほうの腹筋を鍛える場合は
膝を立てて仰向けになります。
上部腹筋を鍛えるのと同様に
背中を丸めたままで
今度はおしりを上げます。
上げたら、5秒キープして
ゆっくり降ろします。
おしり側を上げることで
腹筋の下の方を鍛えることができます。
上部腹筋も下部腹筋も
降ろすときに背中を丸めた状態をキープします。
そるときは腹筋は引きのばされながら
力を発揮するので、それに近い使い方になるのが
降ろすときなので最も重要となります。
5,6回行うだけでも最初はきついと思います。
少し疲れるくらいの回数で行ってください!!
本日のまとめです!!
体をそるときに
腹筋は引きのばされながら
力を発揮し
過剰にそりすぎない
ようにブレーキをかけています。
それによって椎間関節にかかる負担を軽減しています!!
理想は腹筋に適度な柔軟性があり
そったときに体を止めることができる
力があることです。
それを実現するために
・腹筋群の柔軟性の向上
・腹筋群の機能向上
が必要となります!!
是非試してみてください🙇
ではまた👋
笑渡
【椎間関節性腰痛】について 治療編 part2
こんばんは!!
笑渡です😄
今年も残すところあとわずかとなってきましたね💦
本日も記事を更新してまいります。
今日は
椎間関節性腰痛の
治療編 part2です!!
実践する前に
以前までの記事を確認して
自身にあった運動を確認してから
行うようにしてください!!
前回の記事で
椎間関節性腰痛の治療で重要なことは
・背骨の屈曲方向:曲げの動き の可動性の向上
・胸椎の可動性の向上
・骨盤の後傾の可動性向上
・腹筋群の柔軟性の向上
・腹筋群の機能向上
とお話しました!!
rigaku-seikei-channel.hatenablog.com
本日は
骨盤後傾の可動性向上について
説明します。
椎間関節性腰痛は
腰を後ろにそると
椎間関節性にストレスがかかり痛みがでます!!
腰をそるときに
腰椎と一緒に骨盤の動きも伴います。
その骨盤の動きが後傾です。
骨盤の後傾とは
その字のごとく
骨盤が後ろに傾く動きです。
骨盤の後傾が生じないと
腰椎が過剰に動かなければならず、
腰椎の椎間関節にストレスがかかるわけです。
その骨盤の後傾をとめてしまうのが、
骨盤の前につく筋肉です。
なので
骨盤後傾の可動性を高めるには
骨盤前面筋のストレッチが
重要となるわけです。
骨盤前面についている筋肉はたくさんあります。
これらすべてが
骨盤の後傾を阻害する
可能性があります。
本来であれば、僕たち理学療法士が
どの筋肉が硬いかを判別し、
ストレッチ指導しますが、
硬くなりやすい筋肉のストレッチを
やっていただいて、
そのあと腰をそってもらって
前後で痛みの比較をしてください。
一番効果が出たものだけを
やっていただいてもいいですし、
効果が出たものをすべて
行っていただいてもかまいません。
硬くなりやすい筋肉は
①腸腰筋
②大腿直筋
③大腿筋膜張筋
の3つです。(上図参照)
①腸腰筋のストレッチ
図のように
伸ばしたい足を後ろにして
膝を立てた姿勢を取ります。
後ろ膝の地面につく位置を
少し外側にします。
体幹は
丸まらないようにするのが良いですが、
そらしすぎると
椎間関節にストレスが
かかる場合があるので
注意が必要です。
開始姿勢から
前足の膝を地面と平行で
前方に移動させるイメージで動かすと
後ろの太ももの前がのびます。
おなかに力を入れながら行うことで
反り腰になるのを防ぐことができるので
ストレッチ中はおなかに力を入れながら行いましょう!!
②大腿直筋のストレッチ
まずは立った状態で
上の図のように足首をもちます。
片足で立つのが不安定な場合
何かにつかまった状態でも構いません。
腸腰筋ストレッチ同様に
体をまっすぐに保ちます。
開始姿勢から
おなかに力を入れたままま、
足首を斜め後ろに引っ張ります。
そうすると太ももの前面が伸びてきます。
大腿直筋は骨盤から膝までつく筋肉なので、
膝を曲げることでより伸張されます。
③大腿筋膜張筋のストレッチ
上の図のように足を組みます。
伸ばしたい方の足に
伸ばさないほうの足をのせます。
上の足を横に倒すと
下側の足の外側が伸びます。
(上の図では左足をストレッチ)
その時に背骨を猫背にして
骨盤を後傾すると伸びやすいです。
上から見るとこんな感じです!!
本日のまとめです!!
今日は
骨盤後傾の可動性向上
について説明しました。
骨盤後傾がしっかり出れば
腰椎の椎間関節へのストレスが
減少します。
骨盤の後傾の可動性を上げるには
骨盤の前面につく
筋肉の柔軟性を向上することが重要です。
特に
①腸腰筋
②大腿直筋
③大腿筋膜張筋
の3つが大事なので
ストレッチをしっかり行いましょう!!
本日はこれで以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました🙇
ではまた👋
笑渡
【椎間関節性腰痛】について 治療編
こんにちは!!
笑渡です😄
本日も記事を更新してまいります。
今日は
椎間関節性腰痛の
治療編に入りたいと思います。
自身での運動を
行ってもらう前に
注意点があります!!
以前お話した
椎間板性腰痛は
前かがみになると
椎間板へのストレスが高まり、
痛みが出るとお話しました。
rigaku-seikei-channel.hatenablog.com
今回の椎間関節性腰痛は
体幹の伸展:体を後ろにそらす
動きをすると痛みが増悪します。
rigaku-seikei-channel.hatenablog.com
なので
椎間板性腰痛と
椎間関節性腰痛は
痛みの出る運動方向が
真逆のため
治療方針も真逆になります。
つまり、
椎間板性腰痛の人が
椎間関節性腰痛の人に対する治療を行うと
痛みが増悪する危険性がある
ということです!!
再三になりますが、
必ず自身の腰痛が何性の腰痛かを
判別して行うようにしてください!!
あなたの腰痛は何性の腰痛でしょうか? - 笑渡 channel
あなたの腰痛は何性の腰痛でしょうか? part2 - 笑渡 channel
少なくとも
今回、ご紹介する治療法は
・前かがみになった時に痛みが生じない
・後ろにそって痛みが出る
場合に行ってください。
それでは治療に入ります。
椎間板性腰痛の治療で重要なことは
・背骨の屈曲方向:曲げの動き の可動性の向上
・胸椎の可動性の向上
・骨盤の後傾の可動性向上
・腹筋群の柔軟性の向上
・腹筋群の機能向上
の5つとなります。
上記4つが柔軟性、可動性を出す目的で行います。
5つ目は筋力を高めることを目的で行います。
今回は
・背骨の屈曲方向:曲げの動き の可動性の向上
・胸椎の可動性の向上
の2つについて説明します。
・背骨の屈曲方向:曲げの動き の可動性の向上
前回の記事で
椎間関節性腰痛は
持続的に反り腰(腰椎伸展)の姿勢で
保持していると生じるとお話しました!!
ではなぜ反り腰をとってしまうのか・・・??
原因としては、
・背骨が硬く曲げる方向に動かせない
・腹筋が弱く止められない(今後お話します)
・その両方の問題
が挙げられます!!
なので
背骨の屈曲(曲げ)方向への可動性を出す
↓
背骨を曲げた位置で姿勢保持できる
↓
反り腰ではなくなる
↓
椎間関節へのストレスが軽減
↓
痛みの軽減につながります。
その運動は・・・
猫体操
です!!
やり方は
まず足を肩幅ぐらいに開いて
四つ這い姿勢をとります。
上の図のように
肘は常時伸ばしたままです。
その状態から
肘と足の位置は変えずに
猫のように背中を丸めます。
丸めるときに手で
地面を真下に押し、
肩甲骨を外に開くイメージで行うと
やりやすいです。
丸めたら元の位置に戻し、
再び丸めるのを繰り返します。
戻すときに腰をそらしてしまうと痛みが
出る可能性があるので
注意です!!
この体操により
背骨の丸める方向への
動きをよくしていきます!!
・胸椎の可動性の向上
椎間関節性腰痛は
胸椎:胸の骨の動きが悪いと
腰椎:腰の骨が頑張って後ろにそろうとするので
胸椎の動きを高める必要があります!!
胸椎の動きを高める方法は・・・
うつ伏せでおなかに力を入れて背筋
です!!
そると痛いのに背筋するの?
と思うかもしれませんが
腰椎(腰の骨)はそらしません。
まず、立った状態で腰をそって、
どの場所に腰の痛みが出るか確認して下さい。
次にうつぶせになります。
その状態で腹筋に力をいれます。
そうすることで
腰椎は動きづらくなります。
腹筋に力を入れたまま
頭のほうから背骨を
1つ1つ動かすイメージで
ゆっくり上げていきます。
首をそらしすぎると
痛めるので注意です!!
先ほど、そったときに痛みが
出た場所の手前で
そるのをやめます。
そして
1つ1つ動かすイメージでおしり側から
ゆっくり下げていきます。
この上げ下げを繰り返します。
痛みが出ない範囲で行って下さい!!
そうすることで
体が胸椎をそらすことを覚え、
胸椎の動きが出て
腰椎の椎間関節への
ストレスが減ります!!
本日のまとめです!!
椎間関節性腰痛への治療は
・背骨の屈曲方向:曲げの動き の可動性の向上
・胸椎の可動性の向上
です!!
これらにより
腰椎の椎間関節への
ストレスを減らすことができます!!
是非試してみてください🙇
次回は続きの治療を紹介します!!
ではまた👋
笑渡