笑渡 channel

しょうとと申します!理学療法士が一般の方向けの情報を随時掲載致します!!

~腰痛について 随時配信中~

【椎間関節性腰痛】について 治療編 part3

こんばんは!

 

笑渡です😄

 

本日も記事を更新してまいります!!

 

今日は

 

椎間関節性腰痛の

 

治療編 part3です!!

 

繰り返しになりますが、

椎間関節性腰痛の

治療で重要なことは

背骨の屈曲方向:曲げの動き の可動性の向上

・胸椎の可動性の向上

・骨盤の後傾の可動性向上

・腹筋群の柔軟性の向上

・腹筋群の機能向上

と説明しました。

 

本日は、

・腹筋群の柔軟性の向上

・腹筋群の機能向上

についてお話します!!

 

 では早速解説していきます!!

 

まずは腹筋について説明します。

腹筋は骨盤と肋骨を結んでおり

体をそらす時に腹筋は伸ばされます。

 

その時に腹筋は伸ばされながら

体が過度に後ろに倒れないように

力を発揮し

ブレーキをかけています

 

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体をそらすと時の腹筋の役割

 

腹筋が硬ければ

体をそらすために

腰椎の椎間関節に負担がかかりますし、

 

腹筋が弱ければ

過度に体が倒れてしまい

腰椎の椎間関節に負担が増える

ということになります。

 

理想は腹筋に適度な柔軟性があり

そったときに体を止めることができる

力があることです。

 

それに対する運動をご紹介します!!

 

 

・腹筋群の柔軟性の向上

 

腹筋は

・腹直筋

・外腹斜筋

・内腹斜筋

があります。

 

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図1 腹筋の硬くなりやすいところ

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図2 腹筋の硬くなりやすいところ



 

腹筋で硬くなりやすいのは

腹直筋と腹斜筋の間のところです。

 

上図1では内腹斜筋と腹直筋の間を示しています。

 

もっと表面には外腹斜筋もあります。

 

ここを指先で押します。

 

その状態で深呼吸を繰り返します。

息をはいたときにおなかが沈むので

それに合わせて少し痛いぐらいの強さで

おしましょう!!

 

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硬いところをおして深呼吸

 

行った前後で体をそってみて

変化があるか確認してみてください。

 

腹筋は緩めすぎると力が弱くなり、

倒れる体にブレーキをかけることが

できなくなる場合もあるので

前後で痛みの増悪がある場合は

次に紹介する

腹筋の筋力トレーニングも

セットで行って下さい!!

 

 また、腹筋は

インナーマッスルとアウターマッスルの

バランスが悪くなる場合でも

硬くなります。

 

今回の紹介している腹筋は

アウターマッスルにあたります。

インナーマッスルが弱くなると

アウターマッスルが硬くなることもあるので

インナーマッスルを鍛えることで

腹筋が柔らかくなる場合もあります。

 

なので、少し前の記事で紹介した

腹式呼吸を行うことでも腹筋をゆるめることが可能です!!

【椎間板性腰痛】について 治療編 part3 - 笑渡 channel

 

 

 

・腹筋群の機能向上

 

腹筋の筋力を高める運動をご紹介します。

 

仰向けになって

膝を立てます。

 

その状態で背中を丸めたまま

おへそを見るように頭を上げます。

上げたまま5秒くらいキープして

ゆっくり降ろします。

 

 

 

頭側を動かすことで

腹筋の上のほうを中心に鍛えられます。

 

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上部腹筋の強化

 

下のほうの腹筋を鍛える場合は

膝を立てて仰向けになります。

 

上部腹筋を鍛えるのと同様に

背中を丸めたままで

今度はおしりを上げます。

上げたら、5秒キープして

ゆっくり降ろします

 

おしり側を上げることで

腹筋の下の方を鍛えることができます。

 

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下部腹筋の強化

 

上部腹筋も下部腹筋も

降ろすときに背中を丸めた状態をキープします。

 

そるときは腹筋は引きのばされながら

力を発揮するので、それに近い使い方になるのが

降ろすときなので最も重要となります。

 

5,6回行うだけでも最初はきついと思います。

少し疲れるくらいの回数で行ってください!!

 

 

本日のまとめです!!

 

体をそるときに

腹筋は引きのばされながら

力を発揮し

過剰にそりすぎない

ようにブレーキをかけています。

それによって椎間関節にかかる負担を軽減しています!!

 

理想は腹筋に適度な柔軟性があり

そったときに体を止めることができる

力があることです。

 

それを実現するために

 

・腹筋群の柔軟性の向上

・腹筋群の機能向上

 

が必要となります!!

 

 

 

是非試してみてください🙇

 

ではまた👋

 

                                     笑渡