笑渡 channel

しょうとと申します!理学療法士が一般の方向けの情報を随時掲載致します!!

~腰痛について 随時配信中~

【椎間関節性腰痛】について 治療編 part2

こんばんは!!

 

笑渡です😄

 

今年も残すところあとわずかとなってきましたね💦

 

本日も記事を更新してまいります。

 

今日は

 

椎間関節性腰痛の

 

治療編 part2です!!

 

実践する前に

以前までの記事を確認して

自身にあった運動を確認してから

行うようにしてください!!

 

前回の記事で

椎間関節性腰痛の治療で重要なことは

背骨の屈曲方向:曲げの動き の可動性の向上

・胸椎の可動性の向上

・骨盤の後傾の可動性向上

・腹筋群の柔軟性の向上

・腹筋群の機能向上

とお話しました!!

 

rigaku-seikei-channel.hatenablog.com

 

本日は

骨盤後傾の可動性向上について

説明します。

 

椎間関節性腰痛は

腰を後ろにそる

椎間関節性にストレスがかかり痛みがでます!!

 

腰をそるときに

腰椎と一緒に骨盤の動きも伴います。

その骨盤の動きが後傾です。

 

骨盤の後傾とは

その字のごとく

骨盤が後ろに傾く動きです。

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201029005526j:plain

腰をそるときの動き

骨盤の後傾が生じないと

腰椎が過剰に動かなければならず、

腰椎の椎間関節にストレスがかかるわけです。

 

その骨盤の後傾をとめてしまうのが、

骨盤の前につく筋肉です。

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201103121722j:plain

骨盤後傾の時に骨盤前面筋は伸びるが
柔軟性がなければ後傾をとめてしまう

 

なので

骨盤後傾の可動性を高めるには

骨盤前面筋のストレッチ

重要となるわけです。

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201103123638j:plain

骨盤前面の筋肉



骨盤前面についている筋肉はたくさんあります。

これらすべてが

骨盤の後傾を阻害する

可能性があります。

 

本来であれば、僕たち理学療法士

どの筋肉が硬いかを判別し、

ストレッチ指導しますが、

硬くなりやすい筋肉のストレッチを

やっていただいて、

そのあと腰をそってもらって

前後で痛みの比較をしてください。

 

一番効果が出たものだけを

やっていただいてもいいですし、

効果が出たものをすべて

行っていただいてもかまいません。

 

硬くなりやすい筋肉は

腸腰筋

②大腿直筋

③大腿筋膜張筋

の3つです。(上図参照)

 

 

腸腰筋のストレッチ

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201104212947j:plain

腸腰筋ストレッチ 開始姿勢

 

図のように

伸ばしたい足を後ろにして

膝を立てた姿勢を取ります。

後ろ膝の地面につく位置を

少し外側にします。

 

体幹

丸まらないようにするのが良いですが、

そらしすぎると

椎間関節にストレスが

かかる場合があるので

注意が必要です。

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201104213408j:plain

腸腰筋ストレッチ 

前の膝を前方の移動すると太ももの前が伸びる

 

開始姿勢から

前足の膝を地面と平行で

前方に移動させるイメージで動かすと

後ろの太ももの前がのびます。

 

おなかに力を入れながら行うことで

反り腰になるのを防ぐことができるので

ストレッチ中はおなかに力を入れながら行いましょう!!

 

 

②大腿直筋のストレッチ

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201104214731j:plain

大腿直筋ストレッチ 開始姿勢

 

まずは立った状態で

上の図のように足首をもちます。

 

片足で立つのが不安定な場合

何かにつかまった状態でも構いません。

 

腸腰筋ストレッチ同様に

体をまっすぐに保ちます。

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201104215012j:plain

大腿直筋ストレッチ 

足首を手で斜め後ろに引っ張る

 

開始姿勢から

おなかに力を入れたままま、

足首を斜め後ろに引っ張ります。

 

そうすると太ももの前面が伸びてきます。

 

大腿直筋は骨盤から膝までつく筋肉なので、

膝を曲げることでより伸張されます。

 

 

③大腿筋膜張筋のストレッチ

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201104232454j:plain

大腿筋膜張筋ストレッチ 開始姿勢

 

 上の図のように足を組みます。

伸ばしたい方の足に

伸ばさないほうの足をのせます。

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201104233335j:plain

足を組んで横に倒す 

骨盤は後傾(猫背にする)すると伸びやすい

 

 上の足を横に倒すと

下側の足の外側が伸びます。

(上の図では左足をストレッチ)

 

その時に背骨を猫背にして

骨盤を後傾すると伸びやすいです。

 

f:id:rigaku-seikei-channel:20201104233716j:plain

上から見た図

 

上から見るとこんな感じです!!

 

 

 

本日のまとめです!!

今日は

骨盤後傾の可動性向上

について説明しました。

 

骨盤後傾がしっかり出れば

腰椎の椎間関節へのストレスが

減少します。

 

骨盤の後傾の可動性を上げるには

骨盤の前面につく

筋肉の柔軟性を向上することが重要です。

 

特に

腸腰筋

②大腿直筋

③大腿筋膜張筋

の3つが大事なので

ストレッチをしっかり行いましょう!!

 

本日はこれで以上です。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました🙇

 

ではまた👋

 

                                     笑渡