笑渡 channel

しょうとと申します!理学療法士が一般の方向けの情報を随時掲載致します!!

~腰痛について 随時配信中~

【椎間板性腰痛】について 病態編 part2

こんにちは!!

 

笑渡です😄

 

肌寒い日が多くなってきましたね💦

 

皆様

体調には注意をしてくださいね!!

 

前回は

椎間板性腰痛

病態について

ご紹介致しました。

 

 

本日は

治療編に入る前に

前回お話した内容に

補足したいことがあります。

 

治療編に入る前により

痛みが椎間板に本当にかかっているのか

を明確にしていただく必要があるため、

申し訳ありませんが、

もう少し治療編はお待ちください💦

 

椎間板性腰痛の特徴は

  • 前屈:前かがみになると腰部の背骨付近に痛みが出る
  • 回旋:体をひねると腰部の背骨付近に痛みが出る
  • 座っているときのほうが立っているときより痛みが出る
  • 鼠径部痛も生じることがある

 

詳しくは前回の記事を

参照してほしいのですが、

https://rigaku-seikei-channel.hatenablog.com/entry/degenerative-disc-pain

 

2つほど補足します!!

 

 

1. 朝起きた時に痛みが出る

 

椎間板は髄核の水がつぶれることで

衝撃を吸収するというお話を以前しました。

 

衝撃が加わり続けると、

椎間板は髄核の水が分散する分だけ、

高さが低くなっていきます。

 

それがよく言われる

朝と夜で背が縮む

という現象につながるわけです。

 

では髄核の水分はいつ戻るのか

というと・・・

 

寝ているときに戻ってきます。

 

寝ていると

重力が取り除かれる分だけ

椎間板に水分が戻りやすくなるのです!!

 

しかし、水分が戻ってくる分だけ、

椎間板の内圧は上昇し、

ストレスが増してしまいます・・・

 

そのため、

朝起きた時に痛みが強い

 

寝ているところから起き上がる

→前屈、回旋

と同じ動きをして

さらに内圧が上昇して

痛みが出る

 

といった現象に繋がってしまうわけです!!

 

なので、起き上がる際は

上半身と下半身を

一体になるように(回旋が入らないように)

横向きになってから

起き上がって下さい。

(まっすぐ起き上がると前屈と同じなので、NG)

 

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横向きになってから起き上がる

 

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前屈と同じストレスがかかり

椎間板内圧が上がる

 

2. おなかに力が入ることをすると痛みが増強する

 

おなかに力が入ることの代表的なことは

 

くしゃみやせきをする

 

重いものを抱える、持ち上げる

 

等が挙げられます。

 

これらに限らずですが、

おなかに力が入ることでも

椎間板の内圧が上昇します!!

 

ずっと痛みが治まらない人は

おなかに力が入ること

繰り返し行っていることが

予想されます。

 

くしゃみ、せきは

しょうがないところではありますが、

前かがみでは

くしゃみ、せきをしないように

注意です。

 

 

重いものを抱える、持ち上げるときは

なるべく腰を低く落として

体に近い位置で

持ち上げるようにしてください。

 

 

腰椎が

屈曲(曲がる)することで、

内圧がさらに上昇しますからね💦

 

 

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椎間板内圧が上がる持ち上げ方

 

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椎間板内圧が低い持ち上げ方

 

 

持ち上げる必要がなければ

避けたほうが良いですが・・・

 

 

本日の内容をまとめます!!

 

椎間板性腰痛

  1. 朝起きた時に痛みが生じやすい
  2. おなかに力が入ることをすると痛い

 

長々となってしまいましたが、

 

病態を理解して、

 

それにあった治療をしなければ、

 

腰痛を治すばかりか

   悪化しかねません!!

 

なのでよく、腰痛にはこれ!!

 

というようなものをみかけますが、

すべての人に当てはまるわけはないし、

腰痛にも種類があります。

 

もちろんこの記事

が100%正しいというわけではないです!!

 

読者様自身がこれがあっているというのを

自身で判断し、実践していただけるように

手助けとなれば幸いです。

 

最後まで

読んでいただきありがとうございました。

 

次回は本当に治療編に入ります。

 

ではまた👋

 

                                     笑渡